円形脱毛症って?多発化させないための予防と対策

髪の毛の本数は生まれた時点で決まっており、およそ10万本あります。髪には一定の寿命があり、成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい毛髪が生えます。この繰り返しをヘアサイクル(毛周期)といいます。ヘアサイクルは、成長期(初期・後期)、退行期、休止期に分かれ、それぞれの時期の毛髪・毛包は、下表のような状態を示します。通常、成長期の毛髪は全体の80~90%、休止期の毛髪は10~20%を占めるといわれています。

円形脱毛症は自覚症状など何も無く、ある日突然、頭にコイン大のハゲができます。円形の脱毛巣がひとつだけできるものから、頭髪全体が抜けるもの、さらに眉毛、まつ毛、陰毛や体毛など、ほぼ全身の毛が抜けるまであります。脱毛巣周囲の毛を軽く引っ張ってみて、数本の毛が抜ける間は進行中です。脱毛巣の皮膚は、周囲よりへこんだ状態になっていて、しばしば軽い発赤を伴います。進行が止まれば、多くの場合は数カ月後に軟らかい毛がはえてきて、その後硬い毛がよみがえります。ほとんどは、放置していても自然治癒するといわれていますが、円形脱毛症になりやすい体質の人もあり、そういう人はしばしば再発を繰り返します。治癒後5年以内に、約40%が再発するといわれています。また、頭髪のみでなく、全身の毛が抜ける汎発性脱毛症では、予後が悪いことが多いようです。最近では、小学生の子供がかかるケースが増えています。

すぐにでも始められる円形脱毛症の予防法としては、以下のようなものが挙げられます。

・ストレスをためない
円形脱毛症の原因にはストレスが大きく関係しているといわれています。上手にストレスを発散することで円形脱毛症にもなりにくくなりますので、ストレスをためない自分なりの方法を持っておくことが大切です。性格にもよりますがあまり深く考えすぎていると円形脱毛症も再発しやすくなります。明るく元気に前向きに進んでいきましょう。

・食事内容や睡眠などを改善して生活習慣を整える
頭皮に炎症が起きている時こそに睡眠と食生活を見直しましょう。質の良い睡眠を取ることは体のためにもなります。また、睡眠時に髪の成長ホルモンが多く分泌されます。質の良い深い眠りは頭皮のためにも大事です。そして、食生活に気をつけたいけれど、 つい外食やコンビニでお弁当を購入してしまうという…方も多いでしょう。 そんな時は、栄養が偏らないように食物繊維と発酵食品を一品足してみましょう。 また、体に良いと言われている食品を積極的に取りましょう。

・頭皮マッサージをする
マッサージによって頭皮の緊張がほぐれ、血行が良くなり育毛の効果が促進されます。生え際から頭頂部に向けて、指の腹で頭皮を軽くたたいたり、円を描くようにもみほぐしましょう。このときに、爪を立てたり、力を入れすぎないように注意しましょう。朝、目が覚めた時やシャンプーの前、寝る前のマッサージが効果的です。

すでにお話したように、円形脱毛症の直接的な原因は免疫反応の異常ですが、ストレスがその引き金になることはじゅうぶんあり得ます。ですから、ストレスを溜めないことは、有効な予防法と言えるでしょう。また、生活習慣を整えることは免疫力を高めますので、自己免疫疾患への対処法として理にかなっています。シャンプーのときに、指の腹で優しく頭皮マッサージするのも、頭皮環境だけでなく自律神経も整えるのでオススメですよ。